image

(写真・神奈川新聞社)

 

横浜市港北区大豆戸町で9日、「大豆戸菊名打ち水大作戦」と題したイベントが行われた。地域住民らが協力し、10年ほど前から続いている夏の風物詩。地元町内会や学童保育クラブの子どもたちなど計約200人が参加。猛暑の中、井戸からくみ上げた水を使った。

 

大豆戸町内会や菊名こどもクラブ、太尾学童保育クラブ、NPO法人びーのびーの、横浜北YMCAなどでつくる実行委員会の主催。同町内会の篠崎元彦会長(77)が、実行委員長を務める。

 

一帯はかつて川が流れていたというが、現在は地下水路になっている。打ち水は川を再現するかのように地下水路の上で行われた。

 

参加者はまず、「菊名ハイツ」が設置する災害用の井戸からポンプで水をくみ上げることからスタート。家庭から持ち寄った風呂の残り湯なども使い、一斉に、道路に水をまいた。

 

温度計を使い、打ち水の前後で、どれだけ気温が変わったかも体感。小学5年生と3年生の女児は「40度から37度に下がった。少し涼しくなった気がする」と笑顔。終了後はみんなでスイカを頬張ばったり、環境について理解を深めたりした。篠崎さんは「毎年、多くの人たちの協力によって開催している。今後も地域のイベントとして続けていきたい」と話していた。

関連カテゴリー: