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(写真・神奈川新聞)

 

動画投稿サイトを参考に作成したコンピューターウイルスを保管・提供したなどとして、神奈川県警サイバー犯罪対策課と港北署が、不正指令電磁的記録保管などの非行内容で、大阪、東京、山梨各都府県に住む9〜11歳の男子児童3人を児童相談所に通告したことが14日、分かった。新潟県に住む県立高校2年の男子生徒(17)も同日、同容疑で書類送検した。

 

同課によると、児童3人を児相に通告したのは2017年12月。通告内容は、大阪府の小学3年の児童(9)は同5〜6月、投稿動画を参考に作成したウイルスを保管し、ネットワーク上のサーバーに転送・掲載した、としている。都内の同4年の児童(9)と山梨県の同5年の児童(11)はそのウイルスをダウンロードした、としている。

 

ウイルスを作成するなどした大阪府の児童は「悪いことだと知っていた。これまでに10人以上がダウンロードした」と話し、ダウンロードした2人も「友達を驚かせようと思った」「いたずらに使えると思った」などと動機を語っているという。

 

男子生徒の書類送検容疑は同9月、投稿動画を参考に作成したウイルスをサーバー上に保管した、としている。ウイルスの作成方法を自身のブログに掲載していたといい、「閲覧数を増やして広告収入を得たかった」などと供述している。

 

いずれのウイルスも、感染するとパソコン画面にウインドーが次々表示され、機能が著しく低下する。県警のサイバーパトロールで発覚した。

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