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(写真 神奈川新聞)

 

三浦市内の市民グループ「はっぴー子育て応援団」がこのほど、優れた家庭教育支援チームとして文部科学大臣表彰を受けた。親子のより良い関係づくりのヒントを示す「前向き子育てプログラム」を柱に、子どものコミュニケーション能力を高める講座や親子による農作物収穫体験を企画するなど、多彩な子育て支援活動が高く評価された。メンバーは23日、市役所を訪れ、吉田英男市長に受賞を報告した。

 

前向き子育てプログラムは、育児が楽しく前向きになるよう、それぞれの親子に合った子育てのアイデアを学ぶ内容。子育て中の親を対象にした講座を年に数回開催し、子どもを褒めたり、スマートフォンの使用時間など家庭でルールを設けたりといった子育てのヒントを紹介している。

 

親向けの講座だけではなく、子どものコミュニケーション能力を高めるためのワークショップも開催。23日に市内で開かれたワークショップでは、グループになった子どもたちが「他人にやさしくできる」「料理が得意」などと自分の長所を披露し合った。同団メンバーで講師役の松岡かおりさんは、自分の長所を知ることが「悲しい気持ちになった時に(乗り越える)力になる」と話す。

 

料理教室や親子での収穫体験なども実施しており、角田恵美会長は「地道にやってきたことが評価されて光栄。地域と連携を深め、活動を充実させていきたい」と話している。

 

はっぴー子育て応援団は元小学校校長や幼稚園長らが2011年に結成。14年には文科省から家庭教育支援チームとして県内で初めて認定を受けた。同省は家庭教育支援チームの表彰を本年度から始め、全国から25団体が選ばれた。

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