(写真・琉球新報社)
福島県などからの避難者でつくる「沖縄じゃんがら会」の子どもら11人が7月21日、沖縄県浦添市のキャンプ・キンザー沖に広がるカーミージーの観察会に参加した。潮が引いたイノー(礁池)で「カーミージーの海で遊び隊」の浪岡光雄代表らから説明を受け、生き物たちの暮らしぶりに感嘆の声を上げた。
夏休みに「じゃんがらキッズクラブ」として活動している子どもたちのうち7人が、保護者と一緒に参加した。
最初に「遊び隊」のメンバーが、毒がある危険な生物について説明した。浪岡さんが「きょう、とっていいのは写真だけ。残していいのはきょうの楽しい思い出と足跡だけ」と自然を守る大切さについて強調した。
子どもたちは岩陰に隠れたカニや貝などを見つけ、「これ何?」と次々質問した。ナマコが赤い体液を出す様子や、小さな岩にへばりつくように生きているサンゴなどを観察し、興味深そうに説明を聞いた。
カニを見つけた中尾颯介君(2年)は「海がきれいで、たくさんの生き物たちがいる。すごい」と話した。
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