世界チャンピオンを目指すことを誓った大湾硫斗(右)と具志堅用高会長=20日、沖縄市の美来工科高校(写真・琉球新報社)
ボクシングの全国高校総体などで活躍した美来工科高3年の大湾硫斗(18)が20日、同校で会見を開き、来春の卒業後に東京都の白井・具志堅スポーツジム(具志堅用高会長)でプロの道に進むことを表明した。大湾は「世界チャンピオンを目指して頑張る」と決意を述べた。
大湾はうるま市出身で、2013年のU15全国大会で優勝するなど、具志川中学時代から多くの実績を残した。15年の全国高校総体で4強入りを果たし、高校トップクラスの実力を示した。
会見に同席した具志堅会長は「プロとしての心構えを大きく持っていて、チャンピオンになれる要素はある」と才能を評価した。同ジムには沖縄出身のボクサーも多く所属していることから、「大湾選手も自信を持って頑張ってほしい」とエールを送った。
大湾は「プロで世界を目指して、将来は日本中のみんなに知られるくらいの有名人になる」と目標を掲げた。同ジムに所属するOPBF東洋太平洋フライ級王者・比嘉大吾とは中学時代から親交があるといい、「比嘉さんのように強い選手になりたい」と強調。「強い気持ちで闘って、ファンができるくらい面白いボクシングをやる」とプロでの躍進を誓った。
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