阿嘉島に届いた可搬型海水淡水化装置。4日までに設置し、6日から運用開始する=3日、座間味村の阿嘉島
【座間味】少雨のため貯水池が渇水している沖縄県座間味村の阿嘉島に3日午前、可搬型海水淡水化装置が届き、設置作業が始まった。4日までに作業を終え、試運転を経て6日から運用開始する。
3日現在、阿嘉島と慶留間島の水源であるウタハ堰の貯水率は3・08パーセント。座間味村は貯水率が90パーセントに回復するまで、水道災害応援協定に基づき県企業局から装置の貸与を受ける。
阿嘉島で民宿すまいるを経営している森内憲子さん(54)は、可搬型海水淡水化装置が阿嘉港に到着した知らせを聞き「よかった、待ちに待っていた。これでいつも通り営業できる」と安心した。
座間味村は1日、ウタハ堰の貯水率が2・57パーセントまで落ち込んだため取水を止めていた。6日からは可搬型海水淡水化装置を稼働させ、1日100トンの水を作る予定。【琉球新報電子版】
関連カテゴリー: