県立博物館・美術館とフランス国立現代芸術センターで展示されている土田さんの作品
沖縄県那覇市おもろまちの沖縄県立博物館・美術館で開催中の障がいがある作家による芸術作品の展示「アートキャンプ2017展『素朴の大砲』」に出展している土田政一郎さん(40)=浦添市=の作品が、フランス国立現代芸術センター「リューユニック」などで開催中の日本のアール・ブリュット展「KOMOREBI(こもれび)」でも展示されている。「KOMOREBI」展は10月21日から始まっており、来年1月14日まで。
「KOMOREBI」展は、日本の文化庁やフランス国立現代芸術センターなどが連携、独自の世界を表現する障がい者の芸術作品に注目して開催している。日本各地から土田さんを含む作家約40人が出展した。
土田さんは、約8年前から浦添市の社会就労センターわかたけで絵を描くようになったという。フランスで展示されている作品は、フェルトペンを使って米軍のテレビやラジオの放送網「AFN」や放送大学、日本の家電メーカーのロゴ、チョウの絵などを組み合わせて創作している。
土田さんは「描いたものがほめられるとうれしい。ぜひ見てほしい」と笑顔を見せた。
土田さんの作品は、県立博物館・美術館で12日まで開催中の「素朴の大砲」展でも展示している。
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