「まっすぐな瞳と 心に届く声を持っているみつきちゃん。清々しさと力強さの両方を備えた彼女の歌声は、世知辛いこの世界を癒してくれる貴重なオアシスのようにも思えます……」(ワーナーミュージックジャパン みつきのサイトより抜粋)。今年でデビュー30周年を迎える竹内まりやにそう言わしめたのは、デビューして1年、弱冠16歳のみつき。竹内まりやは、彼女の3rdシングルで同アルバムにも収録されている『夏のモンタージュ』の作詞・作曲を担当した。そして、竹内まりやのほかにも、デビュー曲『大切なもの』をプロデュースしたコブクロの小渕健太郎をはじめ、川嶋あい、9月3日に発売される初のアルバム『COLOR』に新たに楽曲を提供している矢井田瞳、河口恭吾など、日本のポップシーンで活躍するアーティストたちがみつきのもとに結集している。10代の、それも新人歌手にそれほど多くのヒットメーカーが魅せられるのはなぜか…。最年少となる歌姫・みつきが語る歌の力とは?
[E:note]今回、9月3日に初のアルバム『COLOR』が発売されることになりましたが、今、どんなお気持ちですか?
みつき 最初アルバムを出すと聞いたときは、「もうアルバムなの?」 と驚きました。もっとたくさんシングルを歌ってからやっとアルバム、という感じだと思っていたので。音楽業界では、シングル3枚でアルバムを出すのが一般的な流れらしいのですけど、あまり詳しくなかったので(笑)。
[E:note]その「もう?」 は、うれしい気持ちの「もう?」、それとも「もうなの?」というプレッシャーだったのでしょうか?
みつき うれしさとプレッシャーの両方ですね。とくに今回は、アルバムの楽曲提供者の方々が凄すぎて実感が湧かなくて……。あと、自分で詞を書こうという話になったのでけっこう不安もありましたね。
[E:note]ふだんのみつきさんを見ていると、あまり緊張したり動じたりしない女の子なのかなぁと思ってしまうのですか。
みつき そうみたいですね。それで得することもあれば損することもあります(笑)。けっこう緊張しますし、舞台の前になると緊張でお腹が痛くなることもありますけど、「ウソつくなよ~」って信じてもらえない。私がマイペースだから? かもしれない(笑)。
[E:note]今回のアルバムにも収録されている3rdシングルの『夏のモ ンタージュ』は、竹内まりやさんの作詞・作曲でしたよね。竹内さんに会われた感想はいかがですか?
みつき 雲の上の存在の方でしたので、どんな人なのか想像もつかなかった、というのが正直な気持ちですね。もちろん写真では見て知っていましたけれど、あまりテレビに出られないので動いているところを見たことがなかったですし。じっさい竹内さんが現れたときは、ものすごいオーラで圧倒されましたね…。でも、想像していたよりもずっと気さくな方で、「写真撮りましょうよ」みたいな感じに言って下さり、2人のツーショット写真も撮りました(笑)。
撮影/徐 美姫