[E:note] 10月30日にアルバムが発売されて本格的にデビューとなりましたけど、自分たちの作品がこの世に出た心境ってどんな感じなんでしょうか。
マツコ:結成したころは、やっぱCDを出したい!って、めっちゃ思っていたんです。でも、今はそう思わないというか……。もちろん、そういう気持ちがなくなったわけではないですけど、ハレルヤの活動を通してじょじょに目標ができていったときに、CDを出すことはその目標の中の“過程”やったんですよ。だから、「よし、やっと一歩」みたいな感じで、「ヨッシャ~!!!」って感じはあんまりなかった。昔の自分やったら、自分らのCDが出るなんて言ったら、泣いて喜ぶってイメージがあったんですけど、そうだよね?
マヤ:うん、ビックリしたもの私、そう思う自分が。
ミユキ:「うれしくない」って言ったらウソだし、「べつに~」って感じでもないんですけど、“そこ”がゴールじゃないんですよね。
マヤ:とりあえずスタートに立ったな~という感じです。
ミユキ:これでやっと『私らの資料』っていうのもなんですが、みなさんの手元に置いといて聴いてもらえるものができたな~、形ができたなぁ~っていうんでしょうかね。
[E:note] 誰がいちばんCDデブューを喜んでくれました?
ミユキ:親かな、やっぱり。親、10枚くらい買いましたから(笑)。
マヤ:家に衣裳を持ち帰って、初めて「あんたこの衣裳どないしたん?」って言われて(笑)。これハレルヤシスターズの衣裳やから~って言うと、「デビューか~?」って。親、言葉をなくしてはりましたね~。
[E:note] ライブとかは観に来ますか?
マツコ:めちゃめちゃ来ますよ。
ミユキ:すごいですよ、バンダナ巻いた(マツコの)お父さんが来ますから(笑)!
マヤ:(マツコの)一家できはりますんで。
[E:note] ビジュアル的な意味でのコンセプト、たとえば衣裳などはどなたのアイデアなんですか?
ミユキ:いつも3人で決めてますね。それも音楽と一緒で、「人がやってへんこと」。極端な例を言うと、細い人が私らの衣裳を着ていたらアイドルじゃないですか。でも私らが着たら、「クスッ(笑)」っていう感じでしょう? やっぱ、人がしてへんことをやりたいんですよ。まず歌も良くて~、って知らんけど(笑)。
マヤ:アハハ(笑)。いいよ、いいよ~!
ミユキ:歌を聴いているだけで楽しくて気分が良くなってもらうのがもちろん大切だけど、見ていて楽しい! というところも大事だと思うですよ。だから、振り付けもだいぶこだわってます。
[E:note] MCも面白いと評判ですよね。
ミユキ:イヤイヤ~、勉強中です。涙流すわ~。
マツコ:うまくいくときと、そうじゃないときとありますよ。
[E:note] みなさんはもともと、どんなミュージシャンに憧れていたんですか。
マツコ:私はMISIAさんが好きでした。自分がフリーでやっているときは、バラードばっかりやってましたから。本当は今やっているような楽しい曲を唄いたかったんですけど、現実的な問題で技術的にそういう音楽を作ってもらえる人がいなかったし、バンドも簡単に組めなかったりして……。キーボードの人と2人で組むことしかできなかったんですよ。
[E:note] キーボード組んでどんな歌を唄われていたんですか。
マツコ:悲しい歌を唄ってました。
[E:note] じゃあ、今と真逆ですね(笑)。
マツコ:曲を作ってくれる人がいないから、自分が作るしかないじゃないですか。悲しい歌しか書けなかったんですよ、失恋の歌ばっかり歌ってました。
マヤ&ミユキ:(大笑い)
マツコ:失恋ばっかしてました。
マヤ:私たちそれぞれキャッチフレーズがありまして、私が“みんなのアイドル”。
ミユキ:エ~ッ!違うよ、“恋するおっさん”やろ~。
マヤ:そうだ、恋するおっさん。
[E:note] ぜんぜん違うじゃないですか、それ!
マヤ:3つぐらいあるんですよ。みんなのアイドルやったんが、最近、恋するおっさんになったんです。
ミユキ:私も何個かあるんですけど、ライブで言えないのは“下ネタの司令塔”で、ライブで言うとき“永遠(とわ)に美しく”か“感動と興奮のスペクタクル”。
マツコ:私は“趣味は片想い、体重重い、奇跡のスリーサイズ”。
マヤ:スリーサイズが全部100㌢超えているんですよ。
それぞれのキャッチフレーズがまた笑わせてくれます。
ますますノッてきた3人の爆笑トークは、彼女たちが歌を志したきっかけや学生時代のこと…
と、ハレルヤシスターズの過去にグッと迫っていきますよ~[E:pig]
[E:pen] ハレルヤシスターズ公式HP:http://hallelujah-sisters.com/