家具デザイナーとして華々しくデビューしたばかりのブラッド・ピットが、また新規の事業に乗り出すようだ。ワインに関する情報を提供しているDecanter.comの報道によると、ピットと婚約者のアンジェリーナ・ジョリーはフランスのワイン職人、マーク・ペリンと協業し、2人の名を冠したオリジナルワインを3月に発売するという。
ワインに深い思い入れを持つ2人は2011年、南仏にあるミラヴァルというシャトーを買収。2人がオーナーとなってからは、ミラヴァル生産のワインは「ブランジェリーナ所有のシャトーが作ったワイン」として全世界で人気が急上昇している。今回発売が決まったのは、ブランジェリーナが製作工程やパッケージまですべて監修した完全なオリジナルワインで、3月にはまずロゼ、そして夏には赤と白が出荷される予定。そのラベルには”Jolie – Pitt and Perrin . ”と刻印されているという。
ピットはBloombergの取材に対し、「僕らは、友達のペリンファミリーと一緒にやっているこのワイン・プロジェクトに心底夢中なんだ。熱狂しているといってもいいね」とコメントした。
そしてペリンは事業のパートナーをこう称賛する。
「ブラッドとアンジェリーナのことを知っているなら、彼らがすべてにおいて完璧を求めるということもわかるでしょう。我々はじっくりと話し合い、共に最初の収穫を行いました。彼らはワインの品質や個性を素晴らしいものにするべく、大変な努力を重ねていますよ」
ミラヴァルのワインにはかつて別名があった。その名も「ピンク・フロイド」。ピンク・フロイドが1979年にリリースしたアルバム「The Wall」をシャトー内にある「スタジオ・ミラヴァル」で録音したことが由来だ。
写真: Heather Ikei / (C)A.M.P.A.S.