今年のアカデミー賞受賞式にはルイ・ヴィトンのドレスで出席したリース・ウィザースプーン
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オスカー女優リース・ウィザースプーン(37)が逮捕されてしまった。しかも、手錠をかけた警官に「あなた、私が誰だがわかってやってるんでしょうね」と凄んだというから始末が悪い。USA TODAYほか、複数のメディアが報じている。
ジョージア州アトランタで、ウィザースプーンは夫であるジム・トスの運転する車に同乗していたが、夫が一時停止の表示を無視したためこれを目撃した警察がトスを路肩に停車させた。トスのアルコール検査を行う間、ウィザースプーンは車の中に留まるよう指示されたが、激昂した彼女はこれを無視。窓を開け、「あなた本当に警察官?信じられないんだけど」など、大声で抗議したという。窓を閉めて静かにしているように、と言われても聞き入れなかったため、風紀紊乱行為により逮捕された。手錠をかけられる時は抵抗しながら、「私の名前を知ってるんでしょうね」と警官を脅したという。警官が「いいえ、あなたの名前を知っている必要はありません」と答えると、「私が誰だか知ることになるわよ」と不敵にやり返したとか。夫婦は金曜日の早朝に留置場から釈放された。
ウィザースプーンは新作『The Good Lie(原題)』の撮影でアトランタを訪れていた。この作品はスーダンの内乱によって生きる場所を失うも、宝くじに当選して米国への移住権を得た若い4人の難民の姿を描く。初めて文明社会に足を踏み入れた彼らに援助の手を差し伸べるよう命令された生意気な米国人女性をウィザースプーンが演じている。最初は衝突しながらも、徐々に難民達との友情を築き上げていく感動作だというふれ込みだが、「私が誰だかわかってんの?」などという台詞が自然に口からついて出てしまうような人が演じていると思うと、その本性がスクリーンから透けて見えてしまいそうで興ざめだ。ちなみに撮影は土曜には滞りなく再開されたという。