左からジョシュ・ブローリン、リンジー・ローハン、リース・ウィザースプーン
リース・ウィザースプーンが逮捕された騒動を昨日お伝えしたが、たとえオスカー女優であってもマグショットからは逃れられない。身長計の前で囚人番号が書かれた板を持って撮られる、あの写真である。「しくじった……」と言わんばかりの顔で収まっているウィザースプーンのマグショットがすでに公開されているが、The Hollywood Reporterはこれに乗じて今年逮捕されたセレブリティの逮捕写真を特集している。まだ4月だというのに、13人もリストアップされていることにまず驚きだが、その中からいくつかご紹介しよう。
・ジョシュ・ブローリン
『ノーカントリー』『トゥルー・グリッド』などで知られるブローリンは、1月にサンタモニカで泥酔状態でいるところを発見されて逮捕。酔いが覚めると保釈金、罰金などを科せられることなくスムーズに釈放された。「警官はすごく優しくしてくれたよ」と後日語っているが、マグショットにはまるで殺人でも犯したかのような強面で写っており、これに関しては「笑顔の写真を採用しないってことはわかってるんだけど、これは最悪だ」と不満そうだった。
・リンジー・ローハン
「お騒がせ女優」などという枕詞も陳腐なものに感じてしまう。なぜなら逮捕されるのはこれで6回目だからだ。すでにベテランの域に達していると言っても差し支えないローハン、逮捕写真の写り方も堂に入っている。2012年に起こした自動車事故で、刑務所に入るかわりにリハビリ施設への90日間の入所が義務づけられた。この決定に異議がないことを認めるためにサンタモニカ警察署に出頭したときに撮影されたもの。
このほかには、妻の首を絞めたCBSテレビのアンカーマン、ロブ・モリソン、通行人を暴行したポルノ女優ジェナ・ジェイムソン、猫を使った生体実験に抗議した俳優ジェームズ・クロムウェル(『ベイブ』『アーティスト』など)といったお歴々が手錠をかけらている。
特筆すべきは13人中、およそ半数の6人が泥酔や飲酒運転など、酒がらみで逮捕されていることだ。
・トッド・ハレル:3ドアーズ・ダウンのベーシスト。高速道路を飲酒運転し、死亡事故を起こした。
・アル・マイケルズ:フットボールニュースの現役アナウンサー。こちらも飲酒運転。
・ジム・トス:リース・ウィザースプーンの夫。危険運転を見とがめられアルコール検査されたところ陽性だった。
・トゥー・ショート:ラッパー。飲酒運転と麻薬所持の疑い。
・ベス・ディットー:シンガーソングライター。バーで強かに酔ったあと、路上で靴や財布を放り投げ「オバマ!オバマ!」などと叫んで逮捕。
・ジョシュ・ブローリン:前述のとおり。
レッドカーペットで華やかに手を振っていたかと思えば、一度の過ちで”犯罪者”としてマグショットに収まってしまう。いつまでも記録に残るこの不名誉な写真を撮られた屈辱を思えば、二度と道を踏み外すまいと誓うはずだ。もっとも、リンジー・ローハンは例外だが……。