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(C)Sports Illustrated

健康的な肉体美を武器に、世界的に大人気を博しているモデルのケイト・アプトン(21)。「Sports Illustrated」誌を皮切りに、ファッション誌の表紙も飾り、女優としての活動もスタートさせるなど、そのキャリアはまさに順風満帆だ。そんな快進撃に水を差す御仁が現れた。大物スーパーモデルのキャロル・アルト(53)だ。

「ケイトはメディア戦略の産物ね。Sports Illustratedなしにはモデル界で成功していたとは思えないわ。だって、プラスサイズのモデル以上に太ってるじゃない。ただの人ならそんなこと思わないけど、モデルの体型じゃないわよね。彼女の強みはねえ……うーん、思いつかないわ」と散々なけなし様だ。

キャロル自身も、1982年にSports Illustratedの表紙に登場していることもあり、「あんなに太い子が!」と対抗意識に火がついてしまったのだろう。彼女に言わせると、モデルとは今年からヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルに昇格したカーリー・クロスのような体型の持ち主を指すらしい。「初めて見たとき、こんな体になりたいと思ったわ」と手放しに褒めるのもうなずけるほど、カーリーの体は完璧だ。

ファッションウィークのランウェイを歩くモデルに比べれば、確かにケイトはふくよかであると言える。しかし、彼女を支える性別と世代を超えた人気は昨今のモデルにはないものだ。キャロルは自らが依って立つこれまでのキャリアやアイデンティティを揺るがされるような恐怖をケイトに感じているのかもしれない。実際、Hollywood Lifeが実施している「キャロル・アルトがケイト・アプトンを“デブ”と呼ぶのは間違っていると思いますか?」という投票では、「間違っている」が63.82%を占めている。

「ケイトのいいところなんて思いつかない」という刺々しい言葉は、すでに過去の人となった自分の栄光を守るための鎧のように思えてならない。

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