音楽界の生ける伝説・プリンスの急死を伝えるニュースが世界中を震撼させている。時間の経過と共に、その死の状況が徐々にわかってきた。
当初、遺体はミネソタ州ペイズリーパークの自宅内で発見されたと報じられたが、地元警察が新たに公表した情報によると、プリンスはエレベーターの中で意識不明の状態に陥っていたという。
救急に通報が入ったのは、米国時間21日の9時43分のことだった。「代理人と救命士が到着したときには、意識不明の男性がエレベーターの中に横たわっていました。心肺蘇生を試みましたが、彼が意識を取り戻すことはありませんでした」(前述の地元警察)。その後、10時7分に死亡が宣告された。57歳という早すぎる死だった。
またTMZによると、複数の関係者が急死の6日前にプリンスが薬物を過剰摂取していたと証言しているという。先週、プリンスの乗るプライベートジェットが緊急着陸をした際、代理人はその原因をインフルエンザであると説明していた。しかし、実際は病院に緊急搬送され、アヘン剤の解毒処置を受けていたという。医師は24時間の入院を勧めたが個室に空きがなかったため、プリンスの関係者は彼を退院させ、自宅に連れ帰った。退院時のプリンスの容態はとても良いとは言えず、帰宅を強行したことが死に繋がった可能性がある。
警察は引き続き状況や死因について調査を進めるとしている。遺体は現在、ミッドウェストの検視局に収容されており、22日には検視が行われるという。