親泊左からロザンナ、アレクシス、パトリシア
写真:Splash/アフロ
オスカー女優パトリシア・アクエットの妹で女優のアレクシス・アークエットが米国時間11日未明に亡くなっていたことがわかった。47歳だった。
「我々の弟ロバート──弟アレクシスとなり、妹アレクシスにもなった──は、9月11日午前0時32分、きょうだい全員、姪、数人の親しい人たちに囲まれてこの世を去りました。彼女は、理解してほしい、受け入れてほしい、と闘う全てのトランスジェンダーの人々の旗振り役でした」と、兄リッチモンドはFacebookで訃報を発した。
アレクシスは1969年、俳優一家アークエット家の末っ子ロバートとして誕生。アークエット家は父ルイスをはじめ、ロザンナ、パトリシア、リッチモンド、ルイス、デヴィッドら子どもたちもみな俳優として活躍している。ロバートも12歳からショウビズ界に足を踏み入れ、俳優業をスタート。10代半ばでトランスジェンダーであることを公表し、戸籍は男性のままでアレクシスと名乗るようになった。2006年には性別移行を行い、その様子はドキュメンタリー映画『Alexis Arquette: She’s My Brother』にまとめられている。
女優として、『パルプ・フィクション』、『ウェディング・シンガー』、『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』などに出演。最後の長編映画出演は、アダム・サンドラー主演のコメディ『子連れじゃダメかしら?』(2014)だった。
死因はまだ公表されていないが、Radar Onlineによると、死の4日前から昏睡状態で入院していたという。