写真:AFLO
ドナルド・トランプ米大統領がシリア難民の受け入れ停止やイスラム圏7カ国からの入国禁止令に署名したことに対し、アメリカのセレブリティらが“怒りの声”をあげている。
新年の挨拶の投稿を機に「SNSとしばらく距離をおく」としていた女優のアン・ハサウェイ(34)は、現地時間30日に「いまは黙っていられるときではありません」と自身のインスタグラムを突如更新。シリアで空爆を受け重傷を負った少女と、アンネ・フランクを並べた写真を投稿し、「アメリカは、コントロールできない状況によって人生が壊されてしまった人々を受け入れるだけの力を持つ国であるからこそ偉大なのです。(中略)我々は、必要に迫られ入国するひとたちを迎え入れる伝統を続けるべき、もしそれができないのであれば、我々に意味はありません」と、今回の入国禁止例に強い反対の声をあげた。
また、現地29日に行われた全米映画俳優組合賞(SAGアワード)の授賞式では、旧ソビエトウクライナから移民してきた妻を持つ俳優のアシュトン・カッチャー(38)が「空港にいる、私たちアメリカの一員であるみなさん、こんばんは。あなた達はアメリカ社会の一部であり、私たちはあなた達を愛し、歓迎します」と、入国禁止例への皮肉を口にしたと複数の現地メディアが報じている。
その他にも歌手のマドンナ(58)、アリアナ・グランデ(23)、女優のスカーレット・ヨハンソン(32)やエマ・ワトソン(26)らが就任式翌日の“反トランプ・デモ”に参加するなど、セレブリティ界はトランプ大統領の方針に“徹底抗戦”の姿勢を見せている。