愛犬家団体「アメリカンケネルクラブ(AKC)」が21日、2016年度版「米国で最も人気のある犬種」を発表した。1位のラブラドール・レトリバーは26年間、一度もその座を譲ったことがないというのだから驚きだ。
ラブラドールはなぜこれほどまでに愛されるのだろうか。人間を笑顔にさせることに喜びを感じる穏やかな性格は、子どものいる家族の一員としてはまさに最適だが、それは数ある理由の一つにすぎないとAKCは分析。ラブラドールは愛玩犬の域を超え、人間の頼りがいのあるパートナーとしての地位を確立している。
桟橋からジャンプする「ドック・ダイビング」などのスポーツでは良き相棒となり、麻薬捜査、水辺での人命救助といった仕事も忠実にこなす。とはいえ、人気の最たる理由はやはり「ものすごくかわいい」という点に尽きるのだそうだ。
このランキングは、近年上位3位まではほぼ不動であり、それ以外も1~2ランク上下する程度の変動が見られるのみだ。しかし、その中で着実に順位を上げてきているのがロットワイラーだという。AKCのジーナ・ディナルド副代表は、「ラブラドール・レトリバーは首位を堅守していて、その座を明け渡す兆しもありません。しかし、ロットワイラーには注目していてください。過去10年間で人気は確実に上がっています」とコメントしている。
<2016年 米国で最も人気の犬種>
1位 ラブラドール・レトリバー
2位 ジャーマン・シェパード
3位 ゴールデン・レトリバー
4位 ブルドッグ
5位 ビーグル
6位 フレンチ・ブルドッグ
7位 プードル
8位 ロットワイラー
9位 ヨークシャー・テリア
10位 ボクサー