昨年11月、ハリウッド・クリスマス・パレードで歌うオリビア・ニュートン=ジョン
(写真:ロイター/アフロ)
シンガーのオリビア・ニュートン=ジョン(68)に乳がんが見つかったことがわかった。30日に本人がソーシャルメディアを通じて公表した。
最近、背中に痛みを覚えており、検査してみると乳がんが仙骨に転移していることがわかったという。
ニュートン=ジョンは1992年に乳がんが見つかり、乳房切除術と化学療法を受けている。快復後は乳がんの啓蒙・撲滅運動に尽力。2013年にはオーストラリアのメルボルンに「オリビア・ニュートン=ジョン がんセンター(Olivia Newton-John Cancer Wellness and Research Centre)」を設立した。
今回再発した乳がん治療の拠点はこの「オリビア・ニュートン=ジョン がんセンター」だ。センターの医師と協議を行い、ヨガや瞑想などの健康療法と光子線治療を併用していく計画を採用したという。
まだがんと診断されていなかった3週間前、ニュートン=ジョンは座骨神経痛を理由に5月のコンサートを延期していた。今回のがん再発を受け、6月に予定されていた米国とカナダを回るツアーも延期することが決定。チケットは払い戻されるが、「年内にはより元気になって戻ってきます」とファンに向けてメッセージを送っている。