須藤凌汰 ヒューマンコメディ映画『グラッフリーター刀牙』の範派刀牙を熱演

image

週刊少年チャンピオンで連載中の格闘漫画『グラップラー刃牙』は、格闘家や著名人にも人気がある作品。そんな超人気漫画を題材に、大胆にもハチャメチャコメディのオリジナルストーリーを生み出してしまったのが、映画『グラッフリーター刀牙』だ。
予測不可能な笑いと感動のヒューマンコメディ映画で、 息子の範派刀牙を演じた新人イケメン俳優、須藤凌汰にインタビュー。

すどう・りょうた★

92年5月14日生まれ。千葉県出身。幼少の頃からのダンス経験で培われたシャープな体と表現力を活かし、芸能活動を開始。2003年
EXILEの『Choo Choo TRAIN』、07年V6の『HONEY
BEAT』などのミュージックビデオに出演した他、『ウィダーinゼリー』などのCMにも出演。11年に舞台版『グラッフリーター刀牙~序章~』でオー
ディションを経て主演に抜擢され、映画版『グラッフリーター刀牙』へと続き、今後が期待されている。

映画『グラッフリーター刀牙』

image

ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国上映中
監督:藤原健一
キャスト:斉藤由貴 津田寛治 須藤凌汰 北原里英(AKB48)ケンドーコバヤシ
(公式サイト)http://www.g-toki.com/index.html
Ⓒ2012「グラッフリーター刀牙」製作プロジェクト

(ストーリー)
人気格闘漫画『刃牙』ファンが集う下町人情商店街・夢が丘商店。熱狂的刃牙ファンの範派静江(斉藤由貴)は、夫の源次郎と整体医院を営み、息子・刀牙(須藤
凌汰)と幸せな日々を送っていた。が、ある出来事をきっかけに源次郎は姿を消してしまう…。それから14年後、夢が丘商店街に迫りくる再開発計画の波。再
開発反対派の静江は気功師のアルバイト・安藤(津田寛治)を雇い、なんとか医院を盛り上げようと意気込む。しかし、安藤には誰にも明かせない秘密があっ
た……。

 

――『グラッフリーター刀牙』は、人気漫画『グラップラー刃牙』を題材にした映画ですが、これまで漫画を読んだことはありますか?
「去年、この漫画の舞台版があって刀牙を演じたんですが、その時に最初から最後まで読んでみようと思って漫画喫茶へ行ったら、すごい量でびっくりしました(笑)。すごく面白い作品でしたよ。中学や高校のときに周りの友人でスポーツをしている人たちが、読んでいるのを見ていて、面白そうな漫画だなと思っていたんですけど、その人気の理由がわかりました」

――舞台版の刀牙も、映画と同じキャラクターだったんでしょうか?
「映画のほうの刀牙は、全部プラス思考で、明るく、という感じでしたけど、舞台版の刀牙は、どちらかというと負の要素が多かったかも……」

――映画版、刀牙役が決まった時の感想は?
image「オーディションで決まったんですけど、最初は一瞬唖然でした。『え?』っていう感じで。撮影に入る前までは戸惑っている感が多くて、撮影に入ってから現実感が出てきました」

――完成作をみての感想をお聞かせください。
「“はちゃめちゃ”という言葉が一番あっているかなと。家族愛あり、格闘シーンあり、恋愛模様ありと、いろんな要素があって楽しめる、遊園地のような映画だと思いました。」

――ご自身の演技を見ての感想は?
「やっぱり、まだまだだなっていう部分がたくさんありました。周りの方たちの演技がすごいぶん、自分のダメなところが見えてきて、次への課題になりました。これまで舞台の仕事をさせてもらっていたんですけど、映画の仕事は頭の切り替えが大切なんだなと思いました。舞台と違って断片的に撮っていくので」

――今回、刀牙という男の子を演じていますけど、どのように彼を分析して演じられたんでしょうか。
「撮影前に監督といろいろ話をして、ダメでドジで情けないけれど、皆に愛されるような人物でいこうと。そういう部分を意識しました」

――須藤さんと刀牙との共通点はどういうところでしょうか。
「ちょっとドジなところが似ているかと思います」

――ところで映画へのご出演は、こちらの作品が初めてですか?
「数年まえに一度だけ出させてもらったことがあるんですけど、ここまで長く出るというのは初めてです」

――スクリーンに映った自分を見ての感想は?
「びっくりという感じです(笑)。自分がスクリーンでしゃべっていて演技しているよ、みたいな。あとは、恥ずかしかったですね」

――映画出演2作品目となったわけですが、撮影現場の雰囲気にはすぐに慣れましたか?
image「撮影が始まる前まではドキドキしていたんですけど、スタッフもキャストの方もみんなフレンドリーに優しく迎えてくださって、すぐに慣れました」

――今回、斉藤由貴さん始め、津田寛治さん、そしてお笑い界からも、ケンコバさんなど、豪華キャストが出演されていますが、共演されてみての感想はいかがでしたか?
「プロというものをすごく感じさせてもらえた現場でした。役への取り組み方なども勉強になりました。毎日が初めての連続ですごく濃厚な撮影期間でしたし、毎日が勉強でした。現場の雰囲気のつくり方をケンコバさんに教えてもらったり、斉藤由貴さんからは演技のアドバイスをいただいたり」

――プライベートで格闘技を見るのは好きですか?
「好きですけど、自分がやるとなると痛いのが苦手なので、また別の話になります(笑)」

――この作品の魅力はどういうところにあると思いますか?
「一見、すごくはちゃめちゃなんですけど、親子の絆が描かれていて、子から親への気持ち、親から子への気持ちがしっかりと伝わるんじゃないかなと思いました。それと、仲間との絆の大切さ、それが伝わるような気がしました」

――ここから須藤さんご自身について伺っていきたいと思います。須藤さんが、芸能の道にはいったきっかけを教えてください。
「役者をやりたいと幼稚園頃から思っていて、ダンスも好きだったので始めて、その後、事務所に入りました。小さい頃からドラマを見ていて、そういう影響もあるのかなって思いますけど、演じたいと自然と思うようになっていました」

――今後も俳優として活動されていくんでしょうか?
image「いま、僕が所属している事務所で、ユニット『NEVA GIVE UP』を組んでいまして、映画の主題歌と挿入歌を担当させていただきました。今後は、演技とそのユニットを両立していきたいという考えが僕の中にあります。俳優とアーティストとして」

――俳優としてはどのような活動をしていきたいですか。
「舞台をこれまでさせていただいていろいろと学びんできたので、連続テレビドラマなど、映像のほうも挑戦したいという気持ちがありますね」

――どんな俳優になりたいですか。
「渋い役からはっちゃけた役まで演じられる、ふり幅のある役者さんになりたいなと思います」

――応援していますね!では最後に、映画『グラッフリーター刀牙』のPRをお願いします。
「年代関係なく楽しめる内容で、遊園地に遊びに来たような感じで見ていただきたいです。笑いあり涙あり、最後には元気づけられるような映画になっているので、肩の力を抜いて、リラックスして、見てほしいなと思います」

関連カテゴリー: