マイク・マイヤーズが新作ドキュメンタリー『スーパーメンシュ』で監督デビューを果たすことになった。音楽マネージャー、シェップ・ゴードンの生涯を描く本作で、マイクは初めてメガホンを取ることになる。マイクとシェップはもともと、1991年公開のコメディー『ウェインズ・ワールド』の制作過程でマイクがシェップにアリス・クーパーの楽曲使用を依頼した際に知り合っていて、その時には使用許可が下りずに2人は衝突したものの、その後に親交を深めるようになっていた経緯がある。
本作についてマイクは「僕は1991年に『ウェインズ・ワールド』の撮影セットで初めてシェップ・ゴードンに出会ったんだ。(ザ・ビートルズの初代マネージャー)ブライアン・エプスタイン、(メディア評論家)マーシャル・マクルーハン、(アニメキャラクター)『近眼のマグー』を融合したような完璧な人物像だって思ったんだよ。だからもう10年間もシェップの映画を作らせてくれってお願いしてきたんだ」「それで去年ようやく、イエスって言ってくれたよ。この映画の製作を始める前から、彼のことは兄弟のように慕っているんだ。でも今、彼の人生や伝説を作品化するうちに、もっと彼のことが好きになってきてるね」と話す。
シェップはアリスのみならず、ブロンディのデボラ・ハリーやルーサー・ヴァンドロスなど大物ミュージシャンを育てた敏腕マネージャーとして名を馳せており、アリスをはじめとして、マイケル・ダグラス、シルベスター・スタローン、ウィリー・ネルソンら大御所スターが本作でシェップについて語ることになるようだ。また、A&E・インディーフィルムズ社が手掛ける本作では、ロバート・ディビテット、デヴィッド・マキロップ、モーリー・トンプソンらが製作総指揮を担当する。