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先日、ロサンゼルスにある、カリフォルニア・サイエンス・センターにて、「スター・トレックイントゥ・ダークネスブルーレイ&DVD/デジタルリリース記念イベント」が開催された。

 

カリフォルニア・サイエンス・センターは、ロサンゼルスのダウンタウンエリアにある科学館で、ロス五輪の開会式が行われた広大なエクスポジション公園敷地内にある。様々な科学系の展示を見たり、実験を体験することができ、週末はいつも親子連れでにぎわっている。科学館横のスペースに、エンタープライズ号のデッキを彷彿とさせる、ホワイトカーペットが敷き詰められ、アメリカ国内や世界各国のメディアによるスチルカメラ約30台、ムービーカメラ約50台、記者・レポーター合わせた約150人がゲストの到着を待ちわびていた。

 

J.J.エイブラムス監督をはじめ、レナード・ニモイ、サイモン・ペッグ、ジョン・チョウ、アリス・イヴ、ピーター・ウェラー、ブルース・グリーンウッド、ナズニーン・コントラクター、ディープ・ロイ、マイケル・ジアッキノらが到着すると、笑顔でホワイトカーペットに登場し、各メディアからのフォトセッション、インタビューに応え、熱気溢れるホワイトカーペットイベントとなった。J.J.エイブラムス監督は前半に到着していたにも関わらず、真摯に各メディアのインタビューに応えていた為、最後にホワイトカーペットを後にすることになった。

 

これまで何度も来日し、ファンやメディアに対して誠実に対応してくれたJ.J.エイブラムス監督だが、この日も日本からの質問に1つ1つ丁寧に答えてくれた。

 

監督J.J.エイブラムス(J.J.Abrams)

 

Q:「前回の来日で何が一番思い出に残っていますか?」

 

J:「なんといっても、僕は日本が大好きなんだ。9回目だったのだけど、子供達も連れて行ったよ、息子は3回目の日本だったよ。東京を歩いているといつも思う。“この街最高!大好きだ!”ってね。心からそう思うよ。とにかくたくさん、発見したすべてのことが素晴らしかったから、ひとつだけ挙げるのは難しいよ。以前東宝スタジオに行き、黒澤作品やゴジラに使われたセットを見学することができたよ。かつて黒澤監督の下で仕事をした方にもお会い出来たし、素晴らしい体験だったよ」

 

9月のこのDVD発売イベント開催時、日本では映画「風立ちぬ」が大ヒット公開中。そして、宮崎駿監督が長編アニメーション映画の製作から引退する発表が出たタイミングだ。それに関しては、

 

「引退されるんだよね、とっても残念だよ。彼は僕の最も尊敬する映画監督のひとりで大ファンなんだ。ジブリ美術館にも行ったけれど、素晴らしかった。僕の7歳の息子はトトロのぬいぐるみと一緒に自分のベッドで寝ているよ(笑)」

 

と、更にディープなエピソードを披露した。

 

「彼は卓越したフィルムメーカーだ。作品は感動的で洗練され、ゴージャス、真のアーティストだと思う。「(映画をつくらないのは)もう飽きた!」と退屈して引退期間が短期間で終わって戻ってきてくれるのを願っているよ!」と、黒澤明監督に続き、宮崎駿監督へのリスペクトを告白し、カムバックへのラブコールを送った。

 

また、自身の次回作(「スター・トレック」シリーズ続編)については

「いままだ次回作については話し合っているところだよ、どういう展開になるか楽しみだね。まだ話せる段階じゃないけど面白いことになりそうだよ」とのコメントにとどまった。

 

J.J.に続いて、「M:i:III」(2006)「スター・トレック」(2009)「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」(2011)と、すっかりJ.J.エイブラムス監督の“お気に入り”のサイモン・ペッグ(スコッティ)が我々の前で足をとめてくれた。

 

モンゴメリー“スコッティ”スコット(サイモン・ペッグ)Simon Pegg

 

無類のSFファンでもある彼に気になる質問をしてみたところ、ユーモアを交えてと茶目っ気たっぷりに答えてくれた。

 

Q:「スター・ウォーズに出演はされますか?」

 

S:「え?僕がスター・ウォーズに出るかって?いやぁ~、出ないよ、スター・ウォーズを観るのは好きだけど、すべて(好きな映画)に出られるってわけじゃないよ」

 

Q:「出演したいとは思いませんか?」

 

S:「なんて答えたらよいかな・・・出演してしまったら、映画を観る楽しみが減るからね、だからスター・トレックへの出演は辛かったよ、スタート・レック大好きだから!台無しだよ!(笑)」

 

Q:「日本のファンへメッセージを」

 

S:「日本のみなさん、こんにちは。近いうちに皆さんに会えるといいですね、そしたらお酒をついでください、冷酒を。あ、僕呑まなかった、、照り焼きチキンがいいです(笑)」

 

さらに前作にも出演したオリジナルシリーズファンにはたまらない、元祖スポックことレナード・ニモイにも話を聞くことができた。

 

スポック・プライム(レナード・ニモイ)Leonard Nimoy

 

『スター・トレック』シリーズについてレナードは、

「スター・トレックで一貫して描かれているのは希望ある未来だ。プロ意識の高い人々が協力し合い、世界を救うために問題を解決する。そして、最後には団結するんだ。」

とシリーズ通しての魅力を熱く語った。

 

その他会場には、ジェームズ・グリーンウッド(パイク大佐)、ジョン・チュウ(スールー)、マーカス提督(ピーター・ウェラー)が登場。さらに、このイベントのためにイギリスからアリス・イヴ(キャロル)らも駆けつけ、まさにエンタープライズ号を彷彿とさせる賑やかな顔ぶれとなった。

 

ホワイトカーペットを後にしたゲスト達は、2011年に引退したスペースシャトル、エンデバーが展示されている展示場へ移動。中へ一歩踏み入れると、全長約40メートルのエンデバーが天井から吊り下げられたその姿に圧巻させられる。会場内は、ブラックライトに、ミラーボール、DJブースも設置され、最新のヒットソングから懐かしのダンスミュージックが大音量でかかっており、劇中でサイモン・ペッグが演じるスコッティが飲んだくれるクラブシーンを再現したようなセッティングだ。バーカウンターやフードコーナーには、セクシーなモデル並みのルックスの男女のバーテンダーがユニフォームを身にまとい、パーティーに華を添えていた。

 

ゲストの他に、関係者、メディアが招待されており、約300人が参加し、エンデバーをバックに写真を撮るなど楽しんでいた。会場内には、エンデバーを背景にキャプテンチェアに座って撮影をして、“STAR TREK INTO DARKNESS”のタイトルロゴが刷り込まれた写真をその場で提供してくれるサービスも行っており、長い行列を作っていた。

 

エンデバーの初飛行は1992年5月7日、そして退役した2011年の6月までに25回もの飛行をし、その過酷なミッションを物語るかのように機体、タイルに残っている無数の痕跡を見る事が出来る。77トンもの機体の推力になる巨大なメインエンジンのひとつの前で、J.J.エイブラムス監督のスピーチ。

 

「皆さんはスペースシャトルをご覧になったことはありましたか?すごい迫力ですよね!?続編を製作するのはいつもチャレンジングですが、我々バッドロボットは、パラマウントという素晴らしいパートナーの協力を得ることができ幸運に思います。それは、作品を作るだけでなくもっと楽しくて、特別な意味をも加えることができたからです。本作のデジタルダウンロードで、MISSION CONTINUE(※)の活動を讃えて、支援するプロモーション映像を見る事ができ、彼らの活動を広めて、“エンタープライズ”することを目指します。」と締めくくり、MISSION CONTINUEの活動、賛同をアピールするプロモーション映像が会場で上映され、パーティーを盛り上げた。

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『スター・トレック イントゥ・ダークネス ブルーレイ+DVDセット』

2014年1月8日(水)リリース

★レンタル/オンデマンド配信同時リリース

★12月18日(水)ダウンロード先行配信

価格:4,700+税

発売・販売元:パラマウント・ジャパン

(c) 2013 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED. STAR TREK

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