31日スタートのNHK連続テレビ小説「瞳」の完成会見が3日、東京・渋谷の同局で行われ、ヒロインの榮倉奈々(20)、共演の西田敏行(60)、飯島直子(40)が出席した。
江戸っ子父娘の西田と飯島が毎度繰り広げる過激なバトルについて、榮倉は「西田さんと飯島さんのけんかは、画面で見ても面白いのですが、自分の演技は客観的に見られません」と初々しい笑顔。
榮倉演じる一本木瞳は、札幌でシングルマザーの母(飯島)に育てられ、高校時代からヒップホップダンスに夢中になり、いつかダンスで身を立てたいを考えている20歳の女の子。里親制度という重いテーマを正面から取り上げた意欲作ながら、毎回随所に笑えるシーンも入る。入浴シーンでは西田が得意の喉を披露、さらに「衝撃のヌードシーンも見せてしまい、ガマガエルになった心境。(NHKの)朝ドラなのに大丈夫かな」と真面目な顔でつぶやき会場の笑いを誘った。
(撮影・河崎文雄)