30日、東京・日比谷のペニンシュラ東京で、ミュージカル『マルグリット』の製作発表会見が行われ、出演者の藤原紀香(39)、田代万里生(26)、西城秀樹(55)が出席した。同作は、オペラ『椿姫』で描かれた身分の違う男女の悲恋を、第二次世界大戦下のパリで許されぬ愛に身を燃やす男女の姿を描いた物語。主人公・マルグリットを演じる藤原は、「オファーを受けて、ロンドン版を見せていただいた時に、これは大変なことになったな、と思ったくらい高い技術のいる、だけど本当に素晴らしく美しい愛の物語。今の私では簡単には歌いこなせない、でもまだ本番まで時間がある、絶対このハードルを乗り越えてステージに立ちたいと思いました」と意気込みを語った。昨年上演された本作の初演でミュージカルデビューしたマルグリットの恋人・アルマン役の田代は「まさか藤原さん、西城さんと三角関係を演じられるとは。一生ないだろうと思うので大事に取り組みたいです」と語った。ナチス将軍・オットーを演じる西城は、「まず音楽が良いのにびっくりしました。ふたりの愛を引き裂く男を演じるというのははっきりいって心苦しい。実際の僕は良い人ですが(笑)、舞台では自分のオットーが出せるように、しっかり務めていきたい」と話した。(撮影:河崎文雄)

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