30日、都内で舞台『ギルバード・グレイプ』の製作発表記者会見が行われ、出演者の丸山隆平(27)、中尾明慶(22)、黒川智花(21)、伊藤裕子(36)、加納幸和(49)、寿ひずる(56)と、演出家のG2(51)が登壇した。同作は、91年に劇作家のピーター・ヘッジズが初めて執筆した同名小説が原作で、93年には米俳優のジョニー・デップ(47)とレオナルド・ディカプリオ(36)の共演で映画化された人気作品。舞台化は今回が世界初の試みとなり、アメリカの小さな田舎町で感情を閉じ込められたように生きている青年・ギルバート(丸山)の日々の苛立ちや悩み、心の葛藤を描いた物語。初主演の丸山は、「初めてのことだらけで、コンサートやテレビのお仕事とは全く別物なんだと実感しています。観ていただいた方に何か感じてもらえるように、ひとつひとつ丁寧に演じたい」と話した。そして、「原作は映画ではなく小説ですし、ジョニー・デップにはなれない。自分なりにかみ砕いて、自分なりのギルバート・グレイプを演じたいですね」と意気込んだ。中尾は丸山に対して、「気さくな関西のお兄ちゃんという感じ。仲良くなって、関ジャニに入りたい」と周囲を笑わせた。(撮影:江口明裕)