福島第一原発から200キロ圏外にある千葉県松戸市。5月10日、日本共産党・うつの史行市議がこの地で放射能を測定したところ、1時間に1・28マイクロシーベルトという驚愕の数値が検出された。

この数値は年間被曝量に計算すると、11ミリシーベルト。法律で定められた被曝限度の1ミリシーベルトをはるかに上回るのだ。こうした200キロ圏外でも高い放射線値が検出される飛び地「ホットスポット」が急増中だという。

そのほか、千葉県柏市にある東京大学柏キャンパスでは4月9日に0・59マイクロシーベルト、千葉県流山市美田では4月13日に0・537マイクロシーベルト、東京都葛飾区金町では5月8日に0・50マイクロシーベルトなど、各地で高い数値が検出されているのだ。

さらに、中部大学の武田邦彦教授は「側溝、雨どいの落ちるところ、芝生、草むらなど、あなたの身近にも放射性物質がたまる『ミニホットスポット』もあります」と警鐘を鳴らす。東日本大震災から2カ月、新たに出現した最新高濃度エリアを本誌で総力取材!

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