6日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(47)の映画監督第3弾作品『さや侍』のプレミア上映会が行われ、監督の松本をはじめとする主演の野見隆明(54)、熊田聖亜(9)、板尾創路(47)、りょう(38)、らが登場した。同作品は松本作のオリジナル時代劇で、刀を持たず鞘だけを持ち歩くようになった侍・勘十郎と、彼に反発する娘・たえとの父子の葛藤と、命をかけた笑いと哀しみの30日間を描いた内容となっている。松本は「最初は野見さんで何かを撮ったらオモロイんじゃないかと。野見さんは追い込めば追い込むほどテンパるタイプなので、切腹をいやがりじたばたするオッサンというのを考えた。でも野見さんは演技ができないので、1人じゃ辛いと考え、子連れにしようかと。」と今回の作品の成り立ちを語った。台本も渡されないままこの映画の主演を果たした一般人の野見が戸惑いの胸中を明かすと、「一流の役者でもできないような表情をするようになって…台本読んでないのにクライマックスを勘で悟っていたんでしょうね」とその演技を絶賛した。(撮影:江口明裕)

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