左脇腹痛で2軍調整中の日本ハム・斎藤佑樹投手(23)が21日、鎌ヶ谷で、イースタン・リーグ巨人戦に先発し、7イニング7安打3失点で勝ち投手になった。五十嵐信一(51)2軍監督は「卒業ですね」と早期の昇格を示唆。今後は29日の札幌ドームで行われるロッテ戦での1軍復帰に向け、2軍施設のある鎌ケ谷で最終調整する。これまでは抑えようとするあまり変化球主体となったが、吉井理人(46)1軍投手コーチから伝えられていた課題をクリアした。七回にも連打で失点したが、ちょうど100球で7回3失点。「2軍にいる中でデキは一番良かった。採点?8割、9割」と振り返った。5月8日のソフトバンク戦で故障してから1ヶ月半。「意外と短かった」というリハビリ期間は4キロの減量に成功するなどフィジカル面の成長に加え、精神面でも大きくプラスに作用した。「あらためて野球をできる喜びを感じました。それと人のありがたみも。ファンの人がたくさん見に来てくれて、頑張るモチベーションをもらえた」と感謝の気持ちを語った。(撮影:桑名靖)