9月20日、映画『天国からのエール』の試写会が行われた。試写会で行われた舞台挨拶には、主演の阿部寛(47)、ミムラ(27)、桜庭ななみ(18)とスペシャルゲストとして具志堅用高(56)が登場した。本作は、高校生の音楽活動を応援するため音楽スタジオ『あじさい音楽村』を自費で建てた、沖縄県本部町で弁当屋を営んでいた仲宗根陽さん(享年42)の実話がもととなっている物語りである。阿部は「いろんなことを発見しました。仲宗根さんの奥さんやお母さんの心の中にはまだ仲宗根さんが生きている。演じる上でプレッシャーもありましたが、仲宗根さんのいろんな面を知って、撮影中に自分のなかで仲宗根さんを成長させていきました。いつもどこかで仲宗根さんが見ているような気がした」と撮影を振り返った。阿部演じる陽の妻を演じたミムラも「発見したことや改めて考えさせられたことが多い映画でした」と振り返った。また、写真撮影の際に出てきた沖縄料理を試食した具志堅は「少し味が薄いね。しょうゆを『ちょっちゅ』かけて……」とお得意フレーズをつぶやくと阿部は「出ましたね、『ちょっちゅ』が」と微笑んでいた。(撮影:小山伸正)