2月下旬の平日午後、千葉県内のスーパーでカートを押しながら買い物をしていた高岡早紀(39)。いっしょにいたのは実母と自宅出産した長女(1)。この店は、週末には入場待ちの車で渋滞が起こるほど人気の格安スーパーで、帽子を目深にかぶりすっぴんの高岡に気づく買い物客は、ほとんどいなかった。
高岡は2月、同居していた内縁の夫(44)に、総額約1億円もの金銭詐欺疑惑が浮上していることが『週刊朝日』に報じられた。内縁夫は高岡の自宅から逃亡し、現在所在は不明。さらにこの件で、高岡自身も警察によって事情聴取されているという。
「高岡の母親が代表を務める『バニラポット』社では”プラチナ入りの水”を販売しています。高岡を広告塔とするこのビジネスを進めていたのが内縁の夫でした。4千万円もの出資をした人もいたようです。その契約の席には高岡も同席していたそうです」(高岡の知人)
昨年の11月には、内縁夫に『お金をだまし取られた』と訴える出資者たちが高岡の家に押しかける事態に発展。その時、高岡の母親は貯金通帳を見せ「お金がないから返せない」と出資者たちに語ったという。前出の高岡の知人はこう続ける。
「高岡もこれまで内縁夫を信じ資金援助をしていたようです。しかし、今では夫は雲隠れし、長男(14)と二男(12)のインターナショナルスクールの学費にも困っているといいます。最近では1千万円以上した愛車のベンツも売却し、国産エコカーに買い換えました」
冒頭の千葉県内のスーパーで、高岡はお買い得用のトイレットペーパーや特売の紙オムツ、子ども下着などを大量に買い込こむと、エコカーで都心へと戻っていった。その後、今度は家電量販店へ。自宅近くにも同じ量販店があるにも関わらず、なぜか高岡は、わざわざ遠く離れた別の支店へと車を走らせていた。
「脇目も振らずFAX機にコーナーに直行していきましたね。あれは、チラシに掲載されているその日限りの目玉の商品が、この店舗にしかなかったからだと思いますよ」(目撃した買い物客)