「氷川くんは、仕事先で所属事務所の社長から直接電話をもらって訃報を知ったそうです。電話の後、氷川くんは無言でソファに崩れるように座り込んでしまい、とても周りの人が話しかけられる雰囲気ではなかったそうです」(芸能関係者)
5月3日、氷川きよし(34)の”育ての親”である所属事務所会長の長良じゅん氏(74)が急死した。米ホノルルのゴルフ場でカートを運転中の転落事故死だった。”恩人”の突然の死に、氷川は言葉も出ないほどショックを受けているという。
「氷川くんを周囲の反対を押し切ってまでデビューさせ、ブレイクするまで育て上げたのは、長良会長でした。’03年に氷川くんがホノルルでコンサートをした際には、『きよしが私の50年のマネージャー生活での最高傑作です!』と語っていたのが思い起こされます」(音楽関係者)
氷川が長良会長と最後に会ったのは、4月11日に東京で行なわれた『長良グループ夜桜演歌まつり』だった。
「会長はいつものように『元気か? おいしいものをいっぱい食べて体力つけろよ』と声をかけていたそうです。会長の夢は、氷川くんを全世代のファンにアピールできるような、オールラウンドの歌が歌える男版・美空ひばりにすることでした」(前出・芸能関係者)
今年2月、横浜アリーナで行なわれた『長良グループ新春演歌まつり2012』に顔を出した長良会長は、発売されたシングル『櫻』にちなんで氷川にこんな言葉を残している。
「会長は『きよしも年ごろなんだから、この恋の歌”櫻”のようにいい恋をしろよ。俺も応援するから』と語っていたそうです。氷川くんの結婚を見とどけることができなかったことが、会長の心残りなんじゃないかと思います」(前出・芸能関係者)