山口智子(47)が、最高視聴率36.7%を記録した96年の大ヒットドラマ『ロングバケーション』以来、16年ぶりに連ドラ復帰する。10月スタートのフジテレビ系ドラマで、初共演で主役の阿部寛(47)の妻役を演じる。

今作は04年にカンヌ映画祭で最優秀男優賞を受賞した映画『誰も知らない』の是枝裕和監督が初めて脚本・監督を手掛ける連ドラ。約8年半前の単発ドラマ『向田邦子の恋文』(TBS系)以来、女優休業していた彼女のドラマ復帰の決断の陰には何が影響したのか――。

「山口さんは、今年初めに放送された『向田邦子が、教えてくれること』(BS朝日)というドキュメンタリー番組に出演しました。昨年の大震災で見直されている“家族の絆”をテーマに、向田作品ゆかりの地を訪ねたロケを振り返って山口さんは『“自分に何ができるのか”と思い始めた契機になりました』と話していました」(番組関係者)

 山口は都内で雑貨店を経営する“実業家”でもあったが、一昨年の春、閉店している。

「今回の旅でもう一度、改めて自らを見つめ直した結果、原点に戻って“女優業への復帰”を決断したようです」(番組関係者)

 実はその向田作品で共演した樹木希林(69)とは結婚前から親交があるという。「希林さんは緊張しがちな後輩女優に『あなたらしく、自然体で』とアドバイスして肩の力を抜けさせるのが抜群に上手。最近は、お互い忙しくてなかなか会えないそうですが、山口さんはそうした希林さんの訓えをいまも胸に刻んでいるそうです」(芸能関係者)

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