女優・朝丘雪路(76)は日本舞踊・深水流家元の顔も持つ。昨年9月、東京・国立劇場で行われた創流25周年舞踊の会には、坂東玉三郎(62)や娘で女優の真由子(38)も出演。弟子は全国に百人ほどで、あのデヴィ夫人(72)もその1人。そんな深水流が“お家騒動”に見舞われているという。

きっかけは深水流創生期からの朝丘の“右腕”で、現在は60代半ばの女性師範代・深水清雪さんの突然の退会だった。「多忙な朝丘さんに代わって長年、稽古をつけてきた真面目な方だったので、ほかのお弟子さんもショックを受けて、次々と辞めてしまったそうです」(日舞関係者)

現在、大阪教室の弟子は3人だけだという。清雪さんは前出の創流25周年の会にも出演。前出の関係者によると、清雪さんから退会の申し出があったのは、4月中旬のこと。「『一身上の都合で』と退会届を持ってきたそうです。健康上の理由というのが表向きの理由でしたが、直前まで普段と変わりなく稽古をつけていましたから、ほかのお弟子さんたちも『いったいどうして!?』と動揺していました」

腹心の“まさかの反乱”・・・確かに、彼女の後を追うように辞めた弟子たちがいた。「大阪で3人、京都で1人、東京でも3人がお辞めになられました。事実上、清雪先生の退会が原因かもしれません。理由をお聞きすると、健康上の問題と、長年続けてきたこの世界での活動にひと区切りつけて休みたいとのことでした」(朝丘の事務所担当者)

退会はいったん保留となり、その1週間後、朝丘本人との話し合いが行われたという。「朝丘は慰留を申し出ましたが『1週間考えさせてください』と。結局は清雪先生の意志が固く、退会となりました。明解な理由もわからぬままだったので、朝丘も心を痛めております」(前出・担当者)

清雪さんが辞めた理由を、前出の日舞関係者はこう語る。「実は昨秋、マネージャーをはじめとして、朝丘さんの事務所で働かれていた方々が次々とお辞めになったんです。清雪さんとしては、ずっと一緒に仕事をされてきた方々が一気にいなくなってしまい、寂しさとともに、新体制にも距離を感じてしまったようです」

7月23日には喜寿の誕生日を迎え、記念公演の稽古に入っているという朝丘。突然辞めた“功労者”は喜寿のお祝いには来るのだろうか――。

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