「いろんなことを言われるのにビックリしています。お店の経営状態はよくも悪くもなく、おかげさまで開店以来6年間赤字になることは奇跡的にありませんでした」

そう話すのは、料理研究家の園山真希絵さん(34)。8月27日、園山さんは東京・恵比寿にある自身の和食店『園山』を来年2月いっぱいで閉店するとフェイスブックで告白。インターネット上では”経営者として無責任では?”などの批判もあった。

園山さん自身は、以前からスタッフには来年2月で店の賃貸契約が切れることは伝えており、スタッフたちも閉店の話は理解してくれていた、という。閉店を決めた理由は大きく3つあった。

「1つ目は、当初の契約が開店した’06年から7年間だったこと。更新の時期のこの8月が私にとっての大きな区切りのタイミングだと思ったんです。2つ目は、簡単に言えば私が経営者に向いていなかったということ。食で人を幸せにしたいという気持ちと、利益を優先しなければならない、経営者としての意識のギャップが大きかったということです。もうひとつは時間の制約。食でおもてなしをする以上は完璧に、という思いから、私は毎日お店に立っています。自分の時間が限られて、もどかしさもでてきて……」

”二股騒動”以降、何かと「売名行為だ」などと揶揄されたという園山さんは「そういった気持はいっさいありません」ときっぱり否定した。

「私は人付き合いが下手だから、人に考えを伝えるのも得意じゃないんです。そのために誤解を招いてしまうことも……。だから料理を作ったり、本を書いたり、そういうことで自分の気持ちを伝えてきましたし、それはこれからも変わりません」

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