22日、東京・西武池袋本店別館の西武ギャラリーで、女優の吉永小百合(67)が『吉永小百合展 一生生徒で…』の会見を行った。
白のエレガントな装いで登場した吉永は「この展覧会のお話をいただいたときは、とても悩みました。現役で仕事をしているときにこのような展覧会をやるというのは気恥ずかしくて、穴があったら入りたいという思いもあるんです」と告白。それでも、自身の女優デビュー55年目、映画『北のカナリアたち』の公開などが重なった記念イヤーとなったため「私の今までを見ていただいたらいいのではないかしら、という思いになりまして決心しました」とうち明けた。
この日、会場には吉永と純愛路線で青春コンビを組んだ浜田光夫(69)、松原智恵子(67)が祝福に駆けつけた。浜田は当時を振り返り「撮影の合間に小百合ちゃんが『私が理想とするタイプは、年も上でゴツゴツしたじゃがいもみたいな人。宇野重吉さんみたいな人』と言ったんです。自分を振り返ったら全然タイプが違う。僕じゃないと思った」と苦笑い。すかさず吉永は「浜やんとは逆に兄弟のような関係でいられた。だから44本も一緒にできたんです」と明かしていた。(撮影:河崎文雄)