「ハリウッドでは、ブラピやジョージ・クルーニーなど、オヤジ化してもいまだ『イケメン』と称されるスターが依然としてパワフル。だけど、もうその辺のトップスターも老いには勝てず、新興イケメン軍団がジワジワきています」
そう話すのは、好物はイケメンと笑いと涙という、映画ライターのよしひろまさみちさん。よしひろさんは台頭する新興イケメンの特徴として「演技力の高さや仕事ぶりのマジメさが際立っていること。ちょっと売れたからってワガママいわず、純粋に作品の良しあしで選んで、自分のキャリアにつなげている堅実派が多い」ことを上げる。そんなよしひろさんが、’13年ブレイク必至の新興イケメン・ハリウッドスターを教えてくれた。
まずは、ジョセフ・ゴードン=レヴィット(31)。’81年、LA生まれ。子役出身で’92年の『リバー・ランズ・スルー・イット』で映画デビュー。近年『インセプション』や『ダークナイト ライジング』など話題作に出演。「ノーブルなお顔立ちで文系男子に見られがちだけど、肉食系の役もこなせちゃうもんで、引っ張りだこのジョセフ。主演でも助演でもキラリと光る存在感で、一度見たら忘れられませんわよ、奥様!」(よしひろさん)
次に、エズラ・ミラー(20)。’92年、ニュージャージー州生まれ。’08年に映画デビュー。’11年の『少年は残酷な弓を射る』で賞賛を浴びる。俳優業とともに自身のバンドで音楽活動もこなす。「『少年は残酷な弓を射る』での来日直後にバイセクシャル宣言を発して度肝を抜かれたわ。でも、そんな自由なところが演技面でも生きていて、どの作品もこのまなざしに射ぬかれること必至」(よしひろさん)
最後は、トム・ホランド(16)。’96年、イギリス生まれ。’11年にジブリ作品『借りぐらしのアリエッティ』のイギリス公開版で、翔役の吹き替えにて映画デビュー。「昨年の東京国際映画祭で上映されたスマトラ沖地震の実話をもとにした感動作『インポッシブル』(今春TOHOシネマズシャンテほか公開予定)で、ナオミ・ワッツ演じるマリアの長男役に大抜擢された超イチオシ子役。劇中では泥まみれぼろぼろの姿で泣かされるけど、素顔はステキなお坊ちゃま!今後の成長が楽しみ」(よしひろさん)