戦国時代にタイムスリップした若者が、戦国の世を織田信長の料理番として生きる異色時代劇『信長のシェフ』(テレビ朝日系・金曜23時15分〜、一部地域放送時間が異なる)。連ドラ単独初主演にして時代劇初挑戦となるKis-My-Ft2・玉森裕太(22)の、京都・太秦での撮影に密着!
「とにかく寒い!」。太秦でのドラマ撮影の感想を尋ねると開口一番、玉森からは、そんな飾らない言葉が飛び出した。当日は、おだやかな冬晴れにもかかわらず、日の当たらぬ場所は極寒だった。時代劇に初めて出演した感想を玉森はこう語る。
「兵士たちに追われるシーンを撮ったりもしたんですけど、本当は怖くて逃げているのに、なんかちょっと楽しくなっちゃって(笑)。ふだん、刀を持った人たちに追いかけられることなんかないじゃないですか?その新鮮すぎる環境が面白いなあ、って」
太秦での撮影は、これまで出演したドラマの現場とは違うことがたくさんあり、玉森はそれに慣れようと毎日頑張っているという。
「たとえば(1日のスケジュールが書いてある)香盤表がなかったり、着物だったり。着物はまだ衣装さんに手伝ってもらって着ているので、いずれは自分で着られるようになりたいです。着物、全然似合ってないですけどねえ。まあ、タイムスリップしたという設定なので、その似合っていなさは現代人らしいということで、よい方向に捉えていきたいな」
撮影の合間、寒さをもろともしないギャラリーに玉森が手をふると、「キャー!!!」と大歓声が上がり、太秦がコンサート会場のように沸いていた。