《入社したころは地獄の日々。自分のすべてが否定されたみたいで、自分に対して自信が持てなかった》

そう打ち明けたのは、フリーアナウンサーの中野美奈子(33)。雑誌『Numero
TOKYO』3月号のインタビューで、フジテレビ社員時代の“本音”を赤裸々に告白したのだ。「あまりにも下手だから辞めろ」と『めざましテレビ』のニュース読みから外され、「トイレにひとりでいるときがいちばん楽しい」と親に愚痴ってしまった、などの述懐が続く。

当時は、内田恭子(36)が人気アナ。高島彩(33)と中野が“ポスト内田”と周囲からライバル視されていたという。「中野自身、『周囲は全部敵!』と思っていたようで、アナウンス室でも友達がいない、孤独な時期だったと思います」(フジテレビ社員)

精神的にボロボロだった中野が救いを求めた相手は、俳優の伊藤英明(37)だった。04年2月、伊藤のマンションに出入りする彼女の姿が一部で報じられ、交際は公に。

「彼女の大ファンだった伊藤が知り合いに頼み込んで交際がスタート。『めざましテレビ』は3時半入りのため夜中2時過ぎに彼のマンションから局に向かう中野の姿が近所の人に目撃されていました。社内でもアナウンス室のデスクを離れ、エレベーターの前や階段の踊り場で長電話や必死になってメールを打つ姿が目撃されていました」(前出の社員)

交際は約1年で終止符。傷心の彼女は「雑誌の編集をやりたい」と退職まで決意。07年4月の新入社員入社式が最後の仕事になる予定だった。

「中野から退社の話を聞いた当時の上司は彼女が最も信頼する高島彩に相談。そして“入社式の司会をやれば辞めるはずがない”とその任務を任せたそうです。事実、彼女は“入社すぐの真っ直ぐな自分を思い出した”とすぐ上司に翻意を伝えたそうです。高島さんの機転がなかったら中野さんがアナウンサーを続けることはなかったでしょう」(前出の社員)

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