「ここ最近、成宮さんのしぐさや行動が水谷さんに似てきたんです。ドラマだけでなく映画でも一緒でしたから、1年の半分以上を水谷さんと過ごしていることになりますからね」(ドラマスタッフ)
10月16日から新シリーズの放送が始まるドラマ『相棒12』(テレビ朝日系)。主演の水谷豊(61)の“相棒”役を成宮寛貴(31)が務めるのも2年目に入った。
「成宮さんは現場に来たら全員と握手して回るんです。これは水谷さんがずっと現場で続けてきたことです。水谷さんは、なじみのスタッフには片手でグータッチ。初めての人には握手と使いわけています」(別のスタッフ)
現場で水谷が上機嫌な理由は、2つあるという。
「そのひとつが、夕方の再放送の視聴率がいいからだそうです。水谷さんは再放送の視聴率も毎回、マネージャーさんに聞いて細かくチェックしています。その数字がいつ聞いてもいいので、かなり喜んでいるそうです」(テレビ局関係者)
もうひとつの理由は共演者たちの活躍ぶりだ。捜査一課刑事役の川原和久(51)など共演者たちが『相棒』以外での映画やドラマ出演が増えてきたのだ。
「松たか子さんの姉・松本紀保さんと結婚した川原さんは、『半沢直樹』で半沢と対立する大和田常務派の東京中央銀行の京橋支店長・貝瀬役を好演していましたね」(前出・テレビ局関係者)
今年の大ヒットドラマ『半沢直樹』は平均視聴率28.7%、最高42.2%をたたき出した。昨年度のドラマ平均視聴率トップだった『相棒』は、平均視聴率17.3%、最高で20.7%。この『半沢』の大ヒットに水谷は敏感に反応した。
「水谷さんは『半沢直樹の視聴率を抜けるとしたらウチだけだ!』と、今回の新しいシーズンの撮影現場で話していましたね。スタッフや共演者の士気を上げよう、との水谷さんの心遣いだったんでしょうね。視聴率で『半沢』を超えるのは難しいかもしれませんが、現場の結束は過去のシリーズと比べても、今回がいちばん固いですね」(別のテレビ局関係者)
人気シリーズ『相棒』から“半沢超え”の宣戦布告。水谷の新しい戦いが、いま始まるーー。