4月15日、ドラマWスペシャル『パンドラ~永遠の命~』(WOWOW)の制作発表会が行われ、堺雅人(40)、脚本家の井上由美子氏、河毛俊作監督が登壇した。堺は、「撮影の為に、6歳の頃のアルバムを見返しました」と撮影でのエピソードを明かした。
本作は、“クローン技術”をテーマに、命の尊厳について描いたオリジナルドラマ『パンドラ』シリーズの最新作。’13年に放送されたドラマ『半沢直樹』や『リーガル・ハイ』シリーズで演じた強烈なキャラクターが記憶に新しい堺。本作では、一転して、冷徹な天才医師を演じる。
堺について河毛監督は、「止まっていても、“速い”イメージ。スポーツカーみたいだね。目を動かすだけで、風を起こす役者です」と堺の演技を絶賛。それを受けて堺は、「初めて言われました!ぜひ、そういう役者になりたいですね!」と満面の笑みで返した。井上氏は「実は、今回の台本は今までで1番直しが多くて、20回以上直しました」と話し、本作に期待を込めている様子。
また、神戸の現場について堺は、「2歳まで住んでいた団地に行ってみましたが、まだあって驚きました。自分が生まれた土地で撮影できて光栄です」とコメント。さらに、堺が演じる、鈴木の“クローン人間”が6歳児であることにちなんで、「“クローン人間”が現れたら?」と問われると、「6歳の頃に戻るのは、面倒くさいな。ただ、『白身魚は食べられるようになったよ』と伝えてあげたい」と話し、会場の笑いを誘っていた。
最後は、「タイムリーな“再生医療”を扱った作品。感動する大人のドラマです!」と笑顔でPRした。
(撮影/江口明裕)