4月21日、演歌歌手の北島三郎(77)が『北島三郎最終公演』の制作発表を行い、約半世紀にわたり上演してきた座長公演に幕を下ろすことを宣言した。
1968年よりスタートした公演は通算4468回を記録している。北島は、今回を“集大成”とし、1カ月におよぶ長期公演から身を引くことを決意。「芸能生活50周年を迎えていたときから考えていた」という。
会見中、北島は「引退ではない」と繰り返し、「音楽の道を歩み続けるためです」と強調。今後について聞かれると、「あとは歌い続けて死ぬだけだよ」と即答し、つづけて「長く生かされてるなぁと思うんです。これからは地方にも出向きたい」と新たな目標も語った。
また、記者からの「お金かけすぎたから?」「老けこみました?」といったストレートな質問にも、北島は「たしかにお金はかかっていますし、老けました。でも、違いますよ」と大御所らしく余裕たっぷりの様子で対応した。
『北島三郎最終公演』は2014年8月31日~9月28日は東京・明治座、11月2日~30日までは大阪・新歌舞伎座、そして2015年1月6日~29日まで福岡・博多座にて上演される。
(撮影/柴田悟)