8月19日夕方、黒の高級外車のハンドルを握っていたのは松たか子(37)。助手席にいたのは、夫でミュージシャンの佐橋佳幸(52)だった。

ひょうひょうとした松の表情に対し、佐橋の表情はどこか緊張気味……。向かっていたのは、父・松本幸四郎の72歳の誕生会が開催されている都内のフレンチレストラン。会に出席していたのは、幸四郎夫妻のほかに、一昨年に入籍した姉・松本紀保(42)と俳優・川原和久(52)夫妻、そして市川染五郎(41)の2人の子供たちの姿もあった。

誕生会は和気あいあいとした雰囲気だったようで、散会したのは3時間半後のこと。仕事関係者からは、“気位が高い”とも評されている松だが、この日は終始笑顔。甥の松本金太郎くん(9)にも何かと優しく話しかけていた。タクシーに乗り込む幸四郎夫妻を見送った出席者たち。プレッシャーを感じるのだろうか、佐橋と川原の“娘婿”2人が、遠巻きにしているのが印象的だった――。 

「佐橋さんは9月上旬に芸能生活30周年記念公演を行います。7日のライブには、松たか子さんもゲスト出演する予定です。2人が公の舞台で共演するのは結婚7年目にして初めてのことです。有名ミュージシャンの佐橋さんですが、義父・幸四郎さんからの評価はけっして高くないそうです。今回の夫婦共演には、夫の30周年公演を盛り上げ、少しでも幸四郎さんから見直してほしいという、松さんの思いも込められているのです」(松を知る音楽関係者)

 もともと、16歳年上でバツイチの佐橋と愛娘の結婚に、幸四郎は大反対だった。2人の交際中に本誌が取材したときも、「(結婚なんて)ありえませんよ!」と語気荒く答えていた。昨年6月には女性週刊誌が“幸四郎が楽屋に訪ねてきた佐橋を半分無視していた”という記事も報じている。幸四郎の72歳誕生日には、彼女が笑顔で会を盛り上げていたが、それも夫を高麗屋に馴染ませ、父に認めてもらいたいという思いがあったからのようだ。
 
映画『アナと雪の女王』では、王国を凍りつかせてしまう女王を演じていた松だが、いまは父と夫の“雪解け”のために奔走を続けている。

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