4月1日、デビュー35周年を迎えた歌手・松田聖子(53)。
「聖子さんの35周年は彼女にとって正念場になりそうですね。実は彼女はレコード会社の移籍を決意しているのです。聖子さんは6年前の’09年6月に、ソニー・ミュージックからユニバーサルミュージックに移籍しました。当時は歌手デビュー30周年を翌年に控え、『海外でのヒットも目指したい』と、聖子さんも意気揚々としていました。しかし……」(聖子を知る音楽関係者)
移籍後の5年半はほとんどヒット曲にも恵まれず、聖子にとって決して満足できるものではなかったという。不完全燃焼の日々の聖子を襲ったのは、さらに屈辱的な事件だった。ライバル・中森明菜(49)が衝撃的な復活を果たし、CD売上で“完敗”を喫したのだ。
「明菜本人の露出がいっさいなかったにも関わらず、昨年8月に発売された2枚のベストアルバムは合計25万枚突破と、大ヒットしました。これは聖子にとって、大きなショックでした」(芸能関係者)
聖子にとって不幸だったのは、明菜も彼女と同じユニバーサルミュージックに所属していたことだ。
「ユニバーサルミュージックは’15年に力を注ぐべき邦楽部門の“3本柱”を、DREAMS COME TRUE、中森明菜さん、そして華原朋美さんにする方針を決めました。華原さんは、3月末から情報番組『PON!』のレギュラーコメンテーターになりしたし、5月には元恋人・小室哲哉が手がけた新曲を発表するなど、何かと話題も多く、紅白出場も期待されているのです」(前出・音楽関係者)
“私がよりによって明菜よりも格下の扱いに!?”ユニバーサルの今年の方針を知ったとき、聖子のプライドは無残にへし折られた。「明菜ばかり大事にして、私を押す気がないなら、もうほかのレコード会社に移籍するしかない」――聖子はそう決意したのだ。
「移籍時期は、ユニバーサルとの契約満了を迎える6月が濃厚だと聞いています」(前出・音楽関係者)
記念すべき35周年のメモリアルイヤー。実母や娘・神田沙也加との断絶が続くなか、聖子はプライドを回復することができるのか――。