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「最近のドラマは、内容が難解なもの、見る人によっていろんな解釈ができるような作品が多いと思うんです。このドラマは、主人公の目線や熱意みたいなものが一切ブレないので、すごく見やすくなっているのかなあって。男くさくて熱い、現代人がちょっと忘れかけているようなものを描いているところが池井戸作品ならではですよね」

 

そう語るのは、池井戸潤原作の新ドラマ『下町ロケット』で佃製作所の技術開発部の研究員の1人、立花洋介役に抜擢された竹内涼真(22)。『仮面ライダードライブ』で主演を1年間務め上げ、今作で新たな一歩を踏み出す。

 

『下町ロケット』は、研究室を追われ、父親が残した下町の工場で経営者としての第二の人生を送る主人公・佃航平(阿部寛)が、諦められない宇宙への夢を描く感動巨編だ。

 

「仮面ライダーの現場とは雰囲気も撮り方もまったく違うので、正直、まだわからないことが多いんです。出番やセリフが少ないなかで、演じる役のキャラクターというものをきちんと出していかなきゃいけないですし、難しい。これまで主役という立場にどれだけ救われていたのか、改めて感じています」

 

主演の阿部の登場シーンでは、圧倒されることもしばしば。

 

「阿部さんが現場に立った瞬間、周囲を巻き込んでしまうような空気感があるというか。演じていらっしゃるんですけど、実際、そこで事が起こっていて、佃航平という人間が実在するかのような気分になってしまうんですよね。阿部さんのセリフをきいていると、どんどん気分が高まってきちゃって。なんか、不思議な感覚でしたね(笑)」

 

サッカーでプロを目指していたほどの身体能力の高さを生かして、今後、さらにアクションも磨きたいとか。

 

「もともとヒーロー役を演じたくてこの世界に入ったので、いつか、大好きなマーベル・コミックのヒーロー役をやりたいですね。仮面ライダーだけじゃ、終わらないぞ!と(笑)。どんなアクションシーンでも、吹き替えなしで挑める確かな実力をつけたいですね。そして、竹内涼真を見ると、元気になる、と。そういう存在になりたいです」

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