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初夏の陽気となった5月5日、都内のとある喫茶店に堺雅人(42)の姿があった。メガネに無精ひげを生やし、ジーンズ姿。足元は靴下に雪駄という独特のスタイルだ。彼があの堺雅人だと気付く人は誰もいない。

 

この日、NHK大河ドラマ『真田丸』の撮影はオフだった。それでも壁際の席に陣取ると、広げた資料を読みながら一心不乱に手帳に書きこんでいる。役作りのため予習しているようだ。

 

だが、堺といえば妻の菅野美穂(38)が昨年8月に第一子を出産したばかり。妻と我が子とすごせるはずの初めてのこどもの日なのに……。多忙なため、子育ては菅野に任せているのだろうか。

 

と思いきや――。堺が喫茶店から帰宅してから2時間ほど経った午後4時過ぎ。都内の自宅マンションから堺と菅野、そして赤ちゃんが揃って現れた!

 

菅野の出産から9カ月、親子3人での目撃はこれが初めて。しかも堺が赤ちゃんを抱っこひもで支えるなど、普段は決して見られないイクメンぶり。休日の“抱っこ係”はパパというのが、夫婦のルールのようだ。

傍らの菅野は大きな赤ちゃんバッグにペタンコ靴という新米ママスタイル。2人の笑顔の間には、もちろんこの日の主役の子供がいる。家族が向かったのは、近くのスーパー。購入したのは、初めての“こどもの日”を祝う柏餅だった。

 

菅野がレジで会計をしている間、堺は鏡の前で赤ちゃんをあやしながら「バァ~ッ!」と笑いかけている。喫茶店での仕事モードの真剣な表情とは打って変わって、もう子どもにメロメロ。このときばかりは、すっかり真田信繁からイクメンパパに戻っていた。

 

「仕事一直線のように思われているかもしれませんが、堺さんはお子さんが可愛くて仕方ないみたいです。仕事が終わると家に飛んで帰るし、赤ちゃんを抱っこするのが何よりの癒し。菅野さんは、撮影現場の堺さんに赤ちゃんの写真を送ってあげるそうです。共演者のみんなに自慢げに写真を見せる堺さんの姿は、本当に幸せそうですね」(NHK関係者)

 

スーパーを出て人通りがなくなると、堺にそっと寄り添う菅野。堺はそんな妻の背中をポンとたたき、笑顔を見交わす。ほのぼのとした家族の幸せが、そこにあった――。

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