「吉本新喜劇のええところは、安心して笑えるところ!45分の中で確実に受ける鉄板ネタがあるでしょ。お笑いのスペシャリストの集まりやから、見た人はみんな『劇場で、生で見たら全然違う!』って言いますね。アドリブが多いし、客席の反応も日によって変わるし」
そう話すのは’15年春、吉本新喜劇に初登場し人気急上昇の注目キャラクター「アキ子」を演じる、お笑いコンビ「水玉れっぷう隊」のアキ。’92年「水玉れっぷう隊」を結成。大阪で活動したのち、東京の「ルミネ the よしもと」で10年間活動。コンビはそのままで’14年、芸名を「アキ」として大阪を拠点に、吉本新喜劇に正式入団した。
「僕が吉本新喜劇を学び始めたのは、コンビを組んで吉本に入って、『ルミネ the よしもと』に出ていたころからです。当時座長だった今田耕司さんが『結局は、優しい笑いじゃないと残らない。その人自身が優しくないといかん』と言うてはったのが印象深いですね」
アキ子は、主に座長の辻本茂雄のキャタクター「茂造」の妻や愛人役。常に「茂造LOVE」の姿勢を貫き、けなげで従順なカワイイ女。茂造が何か言えばすぐに「ほんまやねえ〜」と同調し、「すみません!」と謝られるとすぐに「いーい−よぉ〜」と何でも許す包容力が魅力だ。
「『そろそろキャラつけたいな』と思って、座長の辻本茂雄さんに絵で描いて見せて、このキャラクター『アキ子』が生まれました。ギャグ『いーいーよぉ〜』は作ったわけではなく、アドリブでたまたま口から出たんです。ほかに、『リモコン貸してほしいねん』『何?』などのギャグがありますが、やはり今田さんの言葉が影響大きかったです」
アキは吉本新喜劇の魅力をこう語る。
「客席に座ってみんなと一緒に笑えば、ナチュラルキラー細胞が活性化して、美肌効果も抜群。ぜひきれいになりに、劇場に足を運んでね〜!!」