「誰もが知る超大作の続編に、声優として出演させていただくことにプレッシャーを感じています。自分の声で作品の名を汚してしまうことのないように、しっかりと取り組ませてもらいたいと思います」
‘96年の公開当時、最新のCG技術と伝統的なミニチュア手法の両方を駆使し、全米で封切られるやいなや、大ヒットした映画『インデペンデンス・デイ』。今回’90年代を代表するSF作品の続編が公開される。主人公のジェイク・モリソン役(リアム・へムズワース)の日本語版吹き替えを務めるのは、藤原竜也(34)。
これまでにナレーションやアニメの吹き替えの経験はあったものの、実写映画の人物の吹き替えは初めて。今回は、そのむずかしさを知ったそう。
「実写映画の吹き替えの場合、体を動かすわけではなく、俳優さんの口の動きに合わせてせりふを言わないといけない。言葉をなぞるだけではいけないし、感情を強く出しても成立しないわけで、むずかしい作業ではありましたけど、ひじょうに新鮮な体験でありました。日本語吹き替えの監督がいまして、細かくいろいろと軌道修正をしてくださったので、監督を信頼し、すべてを託しました」
20年前と同じ、ローランド・エメリッヒ監督がメガホンを取った本作は、より進化したリアルな映像で臨場感たっぷりになっている。
「20年前のオリジナル作品も相当なインパクトと興奮を与えてくれましたが、本作はさらに飽きさせない宇宙空間を表現しています。グレードアップした映像を3Dや4DXで楽しめるのは現代ならでは。世代を問わずに楽しんでほしいです」
吹き替えをするにあたり、ひと足先に作品を見た感想を藤原はこう語る。
「ド派手で壮大なスケールでかっこいい映画だなと思いました.間違いなく誰もが楽しめる作品。ヒーローが自分を犠牲にして世界の人たちと地球を守るために立ち上がる。まさにアメリカンヒーローです」