釈放から1週間。渦中の高畑裕太(23)は現在、埼玉県内にある心療内科の専門病院に入院している。
入院初日、母・高畑淳子(61)が布団を運び入れ、釈放された息子と同じ病室に泊まり込んだことは、世間でもやや呆れ気味に報じられた。
「裕太さんがあの病院に入ったと聞いて、納得しましたね」と語るのは、同じ埼玉県内の精神科医師。
「あそこでは “病室”でなく“ゲストルーム”と呼びますが、全60室がすべて完全個室で、施設内にはヒーリングスパの施設もあります。診察時にも、ほかの患者といっさい顔を合わせることなく、診察室に行けるんです。なのに、費用は良心的。同じ施設が都内にあれば、1日の入院費が10万円かかってもおかしくないですが、差額ベッド代は最高級の部屋でも1万円以下です。同じグループの病院が儲かっているため、赤字でも構わないという経営方針のようですね」
もちろん、入院は“紹介制”のみ。誰でも入れるわけではない。
「病院の理事長がやり手で政界とのパイプも太く、国会議員がリフレッシュ目的でお忍び入院することもあります。夜は22時が消灯時刻ですが、就寝する必要はありません。個室内で、自由に音楽鑑賞やテレビ鑑賞が可能ですよ」
聞けば聞くほど、いまの裕太を入院させるためにあるような病院ではないか。
「私の知る限りでも、これほど高級ホテル並みの設備が整った病院は、全国でここだけ。日本一の病院と言ってもいいと思います」
それもこれもすべては母の力か――。
だが「9月24日から始まる、淳子さんの主演舞台『雪まろげ』。東京でのチケットはそこそこですが、事件のせいか、地方は苦戦しています」(演劇関係者)
はたして、母の苦労を裕太は知っているのだろうか――。