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10月下旬の朝9時、1台のワンボックスカーが都内の“認定こども園”の前に止まった。車から勢いよく飛び出してきたのは、やんちゃ盛りの男の子。猛ダッシュする我が子に「危ない! 車が来たらどうするの!」と叱りつけるのは、小雪(39)だ。長男を連れて、長女をこども園に送り届けに来たようだ。

 

目下、4歳の長男、3歳の長女、1歳の次男と3児の子育てに大忙しの彼女。昨年、長男をインターナショナルスクールに入れたが、長女は認定こども園に通わせており、それぞれの送り迎えだけでも目の回る忙しさだろう。

 

この前日、夫の松山ケンイチ(31)は、主演映画『デスノート』最新作の会見に出席。会見を終えた松山が、こども園に長女を迎えに来たところも本誌は目撃していた。“イクメン夫”に支えられ、充実の子育て生活をおくる小雪。だが実は、長男の通う“セレブインター”には苦労も多いという。

 

「インターでは、英語が話せなくてママ友や外人の先生とのコミュニケーションには苦労するし、バザーやパーティーなどの行事も多くて、大変みたい。3人も子供がいる小雪さんにはかなりの負担でしょう」(ママ友の1人)

 

本誌は、こうしたストレスを発散する小雪の姿を目の当たりに――。冒頭のように長女を見送った彼女は、インターへ向かう長男も、笑顔で送り出した。ホッとした表情で歩いて行った先は、こども園近くのお洒落なカフェ。10分後、店内に入ってきた同世代の女性が小雪に声をかけた。ママチャリでやってきたこの女性は、小雪のママ友のようだ。

 

「ママ友が横に座ると、小雪さんの顔はパッと明るく輝き、堰を切ったようにマシンガントークが始まりました。小雪さんは自分のスマホを取り出し、英会話の動画を彼女に見せながら『インターのママ友たちとのお付き合いのためにも、英会話は必須。だからいま、この動画を見ながら必死に勉強しているの』と話していました。『すごい!頑張ってるね』と褒められ、小雪さんは嬉しそうでした」(居合わせた客)

 

小雪の“ぶっちゃけ愚痴トーク”は、なんと1時間半にも及んだ。

 

「最後には『それでも、頑張るしかないわよね!』と自分を励ますようにひとこと。席を立つころには、すっきりした表情になっていましたよ」(前出・居合わせた客)

 

ママ友とのブランチ会で、日頃の鬱憤を一気に吐き出した、小雪。それほど、子供をインターに通わせるのはしんどいことなのだろうか?教育評論家の中村弥和氏はこう語る。

 

「本格的なインターでは、イメージ以上に親の役割は大きいのです。英会話スキルはもちろんのこと、イベントは必ず参加。親だけのパーティーも多く、そのためだけにベビーシッターを頼む保護者がいるくらいですから、その苦労は計り知れません」

 

後日、小雨が降るなか次男を抱いてこども園に入っていく小雪の姿があった。インターでの苦悩もあってか、彼女は長女に続いて昨年生まれたばかりの次男も、インターではなく長女と同じ認定こども園に入れていたのだ。

 

「小雪さんは、そのこども園の教育方針をとても気に入っているみたいです。そこは特に倍率が高くて、入園審査も厳しいんです。9枚ものエントリーシートにびっしり記入し、次に両親の面接。それでも小雪さんの『ここに入れたい!』という熱意が通じて、入園が叶ったのでしょうね」(ママ友の1人)

 

3児の子育て&インターのストレスと、悩み多き小雪。ときにはママ友に愚痴をぶちまけなきゃ、やってられない!?

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