HKTの指原莉乃(23)が6日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演し、先月、来年2月20日を目安にグループからの卒業・芸能界引退を発表した、乃木坂46の橋本奈々未(23)について語った。
橋本はグループからの卒業・芸能界引退の理由について、「弟の学費にメドがついたから」と後日、テレビ番組で明かしている。「めっちゃ貧乏だったんですよ。水道止まる、ガス止まる、みたいな。弟にまで(お金が)回る余裕があるのかって。弟、男の子だし。それでなんとかしなきゃって……」(橋本)。もともと、芸能界に入ったのはお金が目的だったという橋本。
だが、芸能活動を続けるなかで弟の学費にメドがたち、さらには母親からの《いままでごめんね。無理しないで好きな事をもうしてください。私も私で生活できるから》という手紙が、橋本の決意を後いっそう押しした。
レギュラー出演している、芸能レポーターの長谷川まさ子(52)は、橋本のデビューのきっかけを次のように話した。
「普通だったら、芸能界に入ったらうれしいと思うんですけど、彼女の場合は『芸能界に入る覚悟ができていなかった』とおっしゃっていて。とにかく芸能界に入った理由というのが生活苦なんですね。自分で学費も出して、アルバイトをしていても、どうしても(生活が)立ち行かなくなった。そんなときに、オーディションがあったんで、『(受かって、芸能界に入ったら)ロケ弁が食べられる。グルメロケがあったら食費が助かる』ということで(芸能界に)入ったんです」
それまで、橋本は1日、おにぎり1個の生活が続いていたという。長谷川はこう続けた。
「オーディションを受かった瞬間から、フラッシュが焚かれたりとか、次の日に自分の名前がニュースになったりすると、普通、芸能人になった方ってうれしいじゃないですか?彼女は、それが苦痛で、毎日泣いていた過去があるということで。芸能界には、自身は向いていなかった。ということなのかもしれないですね」
それを受けて、指原は次のように語った。
「すごく人気のメンバーなので、同じプロデューサーのもと活動している身としては、もったいないなという気持ちが(あります)。ただ、インタビューとかで、よく『芸能界に向いていない』とか話をしているのを聞いていたので、(引退は)それはそれで、幸せな道に行けるんだなという。かっこいい決断だなって思いました」
また、この日出演した芸人の小藪千豊(43)は、それまでの橋本の生活苦についてコメント。「(彼女は)おにぎり1個の生活やったわけじゃないですか。おにぎり1個だけ食べても、こんだけキレイな顔なんねんなと思て。ボクなんて、銀座や麻布で、まぁ言うたら、ええメシ食うてますやん。恥ずかしなりましたね。オレ、あとなに食うたらええんやろと思いましたもん」と語り、出演者の笑いを誘った。