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いよいよ最終回が近づいてきたNHKの連続テレビ小説『ひよっこ』。個性的なキャラクターたちがむかえるラストがとっても気になるところ。そのうちの1人。記憶を失った状態で家族の前に戻ってきたヒロインの父・谷田部実を演じる沢村一樹(50)は、放送期間中にまわりからいつもこんなことを言われていたそう。

 

「どこに行っても『どこに行ったの?』『帰ってあげてください』と言われました。それで見つかった後は、案の定、『記憶は戻るんですか?』って(笑)」(沢村・以下同)

 

故郷の茨城へ戻り、手探りながらも徐々に谷田部家の環境になじんでいく実。温厚で優しく真面目。その役柄と自身との共通点を聞いてみると、意外な返事が。

 

「実さんは僕よりずっとしっかりしている人ですね。ただ、ちょっと頼りない部分は自分と重なるところがあるかな。僕はマネージャーがいてくれなかったらなんにもできないから(笑)」

 

沢村にとって、今回が初の朝ドラ出演。キャスト発表時は「さわやかに演じて(エロ男爵という)世間のイメージを払拭したい」とも話していたが……。

 

「そのイメージがだいぶ邪魔しているな、という自覚はあります。ただ、それを僕も逆手にとって利用しているというか、楽しみながらやっていましたから。払拭できたかどうかは、みなさまにお任せします」

 

今後は「張られていた伏線が次々と回収されていく」と、沢村は語る。

 

「最終週は、怒涛のような展開だと思われるかもしれません。(脚本担当の)岡田(惠和)さんは、“人が持っているさまざまな感情のなかで、恋がくれるエネルギーはいろんなものを乗り越えていけるパワーを与えてくれる”と考えているのだと脚本から感じます。それが見ている方たちにも伝わってくれればうれしいです」

 

気になる実と妻・美代子(木村佳乃)の関係はどうなっていく?

 

「実と美代子のとっても“ピュアな大人の物語”も展開されるので、そこにもぜひ注目してほしいですね」

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